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江州
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こうしゅう
ふりがな文庫
“
江州
(
こうしゅう
)” の例文
江州
(
こうしゅう
)
は、米どころ、魚もとれ、気候もよい。気をゆたかに、刑期をしんぼうしてくれい。折をみて、弟を見舞いにやろうし、
小費
(
こづか
)
いも届けようぞ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
関寺小町というのは
江州
(
こうしゅう
)
関寺の住僧が七夕の日に
稚児
(
ちご
)
たちを連れて、その山陰に
庵
(
いおり
)
を結んでおる小野小町のなれの果を
訪
(
おとな
)
い、和歌の問答をし、やがて稚児たちに
童舞
(
わらわまい
)
を舞わすと、小町も興に乗り
俳句の作りよう
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
端公のひとり
李万
(
りまん
)
が、地主屋敷の門を叩いて家の老主人なる者に会い「——はるばる
山東
(
さんとう
)
の役署から、流刑の罪人をつれて、
江州
(
こうしゅう
)
へ行く途中のものですが」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこで、弟の張順は足を洗って
江州
(
こうしゅう
)
で魚問屋に変り、張横は依然この
界隈
(
かいわい
)
で、不景気
面
(
づら
)
な
板子稼業
(
いたごかぎょう
)
にぼやいて、こそこそ悪さをつづけていたところだった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
江
常用漢字
中学
部首:⽔
6画
州
常用漢字
小3
部首:⼮
6画
“江州”で始まる語句
江州車
江州路
江州甲賀
江州音頭
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江州伊吹山