いし)” の例文
上へあげて、上へ……。いしら、はア、いくつになると思ってけっかるんだ。一人前に大飯ばっかり喰いやがって、このでれ助野郎ら。
(新字新仮名) / 犬田卯(著)
いしゃあ、こ、こけえ手をつけやしねえか」
暗がりの乙松 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「何だと、きいた風なこと吐かしやがって、いしら、はア、俺家のおっ母とでもいっしょになれ……今日限り、縁を切っから、はア……」
(新字新仮名) / 犬田卯(著)
いしら、そんな意地悪だ。どうして俺の腹から汝のような悪たれ娘が生れて来たのかと思うと不思議でしようねえ。」
(新字新仮名) / 犬田卯(著)