“永田町”の読み方と例文
読み方割合
ながたちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
タクシイを拾うつもりでその鈴の音を聞きながら月ばかり白々と冴えている人っ子一人通らぬ永田町ながたちょうの坂を登っていると私の頭からは
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
そこから永田町ながたちょうの学校までおよそ二里はありましたろう。まだ電車もバスもない時代、ユキも帰りも歩いたものでした。お蔭で足は今でも達者です。
私の思い出 (新字新仮名) / 柳原白蓮(著)
四六君は麹町こうじまち平川町ひらかわちょうから永田町ながたちょうの裏通へとのぼる処に以前は実に幽邃ゆうすいな崖があったと話された。小波さざなみ先生も四六君も共々ともどもその頃は永田町なる故一六いちろく先生の邸宅にまだ部屋住へやずみの身であったのだ。