氷塊こおり)” の例文
氷塊こおりの打ち合う音 その氷塊こおりと氷塊が打ち合って非常に凄じい響の聞えた時は実に爽快そうかいに感じた。またその氷に日光が反射する塩梅あんばいがいかにも美しく見られたです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
附添の女と私達とは、三人かわるがわる起きて、夜の廊下を通って、看護婦室の先の方まで氷塊こおりきに行っては帰って来て、お房の頭を冷した。そして、交代に眠った。
芽生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)