水陰みづかげ)” の例文
此歌は人麿歌集出だから人麿或時期の作かも知れない。「あまのがは水陰みづかげ草の」(巻十・二〇一三)とあるのも、こういう草の趣であろうか。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
山河やまがは水陰みづかげふる山草やますげまずもいもがおもほゆるかも 〔巻十二・二八六二〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)