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水道橋
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すいどうばし
ふりがな文庫
“
水道橋
(
すいどうばし
)” の例文
(例の事件につき、至急、赤外線写真撮影を頼む。撮影範囲は、
聖橋
(
ひじりばし
)
より
水道橋
(
すいどうばし
)
に至る
外濠沿岸
(
そとぼりえんがん
)
一帯。行動に注意あれ。M13)
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
この次に見つけたらあれを買って来るのだと思いついた時には、自分をのせた電車はもう
水道橋
(
すいどうばし
)
を越えて霜夜の北の空に向かって走っていた。
青衣童女像
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
白山上は
団子坂
(
だんござか
)
から来た道、
水道橋
(
すいどうばし
)
から来た道、高崎屋の方から来た道と、三つが一緒になって板橋へ延びています。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
二度目に美妙を
訪
(
おとの
)
うたのは
駿河台
(
するがだい
)
の自宅であった。
水道橋
(
すいどうばし
)
内の
皁莢坂
(
さいかちざか
)
を駿河台へ登り切った
堤際
(
どてきわ
)
の、その頃坊城伯爵が
住
(
すま
)
っていた
旗本
(
はたもと
)
屋敷の長屋であった。
美妙斎美妙
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
去年、小林秀雄が
水道橋
(
すいどうばし
)
のプラットホームから墜落して不思議な命を助かったという話をきいた。
教祖の文学:――小林秀雄論――
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
▼ もっと見る
十時五分前、一台のありふれた型の円タク自動車が、
水道橋
(
すいどうばし
)
の方から、開化アパート前の電車通りを、規則一杯のフル・スピードで走って来た。見た所どこといって変った様子もなかった。
黄金仮面
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
私が帽子を
脱
(
と
)
って「今お帰り」と尋ねると、向うではもう病気は
癒
(
なお
)
ったのかと不思議そうに聞くのです。私は「ええ癒りました、癒りました」と答えて、ずんずん
水道橋
(
すいどうばし
)
の方へ曲ってしまいました。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
橋
常用漢字
小3
部首:⽊
16画
“水道橋”で始まる語句
水道橋内