水足みずあし)” の例文
そう多寡たかをくくって、三そうの筏に飛びうつり、向こうへわたろうとしたのであるが、思いのほか水足みずあしがはやく、鉄環の縄をきるやいな——ザアッと筏は下流かりゅうのほうへ押されてしまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)