“みずあし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
水脚87.5%
水足12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水脚みずあしを入れた艀舟は、入れかわり立ちかわり、大川へ指し下り、天神の築地つきじかかっている親船へ胴のをよせてゆく。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ざんぶと浪に黒く飛んで、螺線らせんを描く白い水脚みずあし、泳ぎ出したのはその洋犬かめで。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そう多寡たかをくくって、三そうの筏に飛びうつり、向こうへわたろうとしたのであるが、思いのほか水足みずあしがはやく、鉄環の縄をきるやいな——ザアッと筏は下流かりゅうのほうへ押されてしまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)