水穂国みずほのくに)” の例文
ゆくゆくは水穂国みずほのくにを自分が取ってしまおうというはらで、とうとう八年たっても大神の方へはてんでご返事にも帰りませんでした。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
おまえはこれから行って天若日子あめのわかひこを責めてこい。そちを水穂国みずほのくにへおくりだしになったのは、この国の神どもを説き伏せるためではないか、それだのに、なぜ八年たってもご返事を
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
あの水穂国みずほのくには、私たちの子孫しそんが治めるはずの国であるのに、今あすこには、悪強い神たちが勢い鋭く荒れまわっている。あの神たちを、おとなしくこちらの言うとおりにさせるには、いったいだれを
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)