“みずほのくに”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
瑞穂国75.0%
水穂国25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その証拠には南洋地方だと肥料もやらずきっ放しで年二回も楽に収穫ができる、ところが日本は瑞穂国みずほのくにと誇称し、これほど苦心と研究を積んで来ながら五年に一回くらいは必ず不作に見舞われる
花咲かぬリラ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
ゆくゆくは水穂国みずほのくにを自分が取ってしまおうというはらで、とうとう八年たっても大神の方へはてんでご返事にも帰りませんでした。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
おまえはこれから行って天若日子あめのわかひこを責めてこい。そちを水穂国みずほのくにへおくりだしになったのは、この国の神どもを説き伏せるためではないか、それだのに、なぜ八年たってもご返事を
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
あの水穂国みずほのくには、私たちの子孫しそんが治めるはずの国であるのに、今あすこには、悪強い神たちが勢い鋭く荒れまわっている。あの神たちを、おとなしくこちらの言うとおりにさせるには、いったいだれを
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)