“瑞穂国”の読み方と例文
読み方割合
みずほのくに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかり、それでこそ豊葦原とよあしはら瑞穂国みずほのくにが、ご安泰でいられると申すものじゃが、そうすると、なにか、あれなる七郎兵衛とか申すのが、兄を
いまもなお悠然とこの日本の谷川に棲息せいそくし繁殖し、また静かにものを思いつつある様は、これぞまさしく神ながら、万古不易の豊葦原とよあしはら瑞穂国みずほのくに、かの高志こし八岐やまた遠呂智おろち
黄村先生言行録 (新字新仮名) / 太宰治(著)
その証拠には南洋地方だと肥料もやらずきっ放しで年二回も楽に収穫ができる、ところが日本は瑞穂国みずほのくにと誇称し、これほど苦心と研究を積んで来ながら五年に一回くらいは必ず不作に見舞われる
花咲かぬリラ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)