水淺葱みづあさぎ)” の例文
新字:水浅葱
水淺葱みづあさぎしろかさねたすゞしい涼傘ひがさをさしたのが、すら/\とさばつまを、縫留ぬひとめられたやうに、ハタと立留たちどまつたとおもふと、うしろへ、よろ/\と退しさりながら、かざした涼傘ひがさうち
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)