“気崩”の読み方と例文
読み方割合
きくず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
降りしきる雨の中に、銀五郎の叫びが切れぎれにするのだったが、叫ぼうとする息も、起きようとする懸命も、沛然はいぜんたる雨の力に圧倒されて紫陽花あじさいのように気崩きくずれてしまう。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)