かさ)” の例文
雄花をつつましやかに咲きそろわせ、山風に香りも高く、金の花粉をまき散らし、松かさを累々と実らせ、熟させ、その上、来たるべき年の芽や花まで、いち早く身うちに創りあげてゆく……いや実に
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)