“毛越”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げごし50.0%
もうつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
庵室あんじつの客人が、唯今ただいま申す欄干らんかんに腰を掛けて、おくれ毛越げごしにはらはらとなびいて通る、雪のような襟脚えりあしを見送ると、今、小橋こばしを渡ったところで、中の十歳とお位のがじゃれて、その腰へき着いたので
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
光堂(これは今でも残っております)南方には毛越もうつ寺などの巨刹おおでらがあり、堂塔十、坊舎千という、今から想像もつかぬ繁昌でしたが、義経をかくまった為に、頼朝の怒を買い
水中の宮殿 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)