トップ
>
殿輩
>
とのばら
ふりがな文庫
“
殿輩
(
とのばら
)” の例文
「いいえ、貴方ばかりではありません。ご一味の
殿輩
(
とのばら
)
は、みな若人なので、若気は常といいながら、それにしても余りに」
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いや、自分の妹だ、わしなど
愚痴
(
ぐち
)
すら云えまい。だが、そなたと佐殿との仲を
庇
(
かば
)
って、行末の大事まで、秘かに語らい合うて来た仲間の
殿輩
(
とのばら
)
はどうなるか
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「思わぬ御助勢を給わり、あたら犬死をまぬがれました。……失礼ながら、いずれの
殿輩
(
とのばら
)
におわせられましょうか。せめて、尊名だけでも、お聞かせおき願わしゅう存じますが」
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一族に若気の
殿輩
(
とのばら
)
もたくさんにおらるるから、ご帰国の上は、
努々
(
ゆめゆめ
)
、そのような者へ加担せぬよう、お子達へも孫殿へも、
篤
(
とく
)
と訓戒しておかれたがよろしかろう——と、景親は重ねて
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
殿
常用漢字
中学
部首:⽎
13画
輩
常用漢字
中学
部首:⾞
15画
“殿”で始まる語句
殿
殿軍
殿上人
殿上
殿御
殿様
殿方
殿樣
殿堂
殿中