残部あと)” の例文
旧字:殘部
残部あとは二三日と云つたのが、遂々たうたう十日も延びたので、下宿のアノ主婦が少し心配して居つた外、これぞと云ふ事も思出せなかつた。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
『二十人来るにしても、三十八名に二十……残部あと十四名の不就学児童があるぢやありませんか?』
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)