“残蝋”の読み方と例文
読み方割合
ざんろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、直径五寸ばかりの鉢型をしたもので、つい状の火山型をした残蝋ざんろう鉄芯てつしんの受金を火口底のようにして盛り上っている。
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
残蝋ざんろうのような野性や、兇暴性やを駆りたて、無謀にも自分たちのしょうにあわない生活の形式——つまりは文明へ最後の格闘を試みよう、としたのであった。
霧の蕃社 (新字新仮名) / 中村地平(著)