歩合ぶあひ)” の例文
器物きぶつとしてはつごうがいことをもつたので、青銅器時代せいどうきじだいをはごろには、混合こんごう歩合ぶあひがたいていこのわりあひになつてをります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
實際それは孝子の思つてゐる通りで、この若い女教師から見ると、健が月末の出席歩合ぶあひの調べを怠けるのさへ、コセ/\した他の教師共よりえらい樣に見えた。
足跡 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
君の手当のことだが、どうも成績が思はしくないから、この暮は、上げるのを見合せよう。歩合ぶあひの方で、しつかり稼ぎ給へ。これからまだどつかへ廻るんだらう。日が短いぜ。
医術の進歩 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
実際それは孝子の思つてゐる通りで、この若い女教師から見ると、健が月末の出席歩合ぶあひの調べを怠けるのさへ、コセ/\した他の教師共より偉い様に見えた。
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
そして、嘘だと思はれない範圍で、歩合ぶあひを誤魔化して報告する。此學校でも、田邊校長からして多少その祕傳をやつてゐるのだが、それでさへ仍且なほかつ尻から四番目だと言はれる。
葉書 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
やかまし屋の郡視學が巡つて來て散々小言を云つて行つたのは、つい昨日のことである。視學はその時、此學校の兒童出席の歩合ぶあひは、全郡二十九校の中、尻から四番目だと言つた。
葉書 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
やかまし屋の郡視学がまはつて来て散々小言を言つて行つたのは、つい昨日のことである。視学はその時、此学校の児童出席の歩合ぶあひは、全郡二十九校の中、尻から四番目だと言つた。
葉書 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)