“ぶあひ”の漢字の書き方と例文
語句割合
歩合100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実際それは孝子の思つてゐる通りで、この若い女教師から見ると、健が月末の出席歩合ぶあひの調べを怠けるのさへ、コセ/\した他の教師共より偉い様に見えた。
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
そして、嘘だと思はれない範圍で、歩合ぶあひを誤魔化して報告する。此學校でも、田邊校長からして多少その祕傳をやつてゐるのだが、それでさへ仍且なほかつ尻から四番目だと言はれる。
葉書 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
やかまし屋の郡視學が巡つて來て散々小言を云つて行つたのは、つい昨日のことである。視學はその時、此學校の兒童出席の歩合ぶあひは、全郡二十九校の中、尻から四番目だと言つた。
葉書 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)