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武辺
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ぶへん
ふりがな文庫
“
武辺
(
ぶへん
)” の例文
旧字:
武邊
武辺
(
ぶへん
)
の敗亡者であり、生きる信念を欠いた自己のもてあましたものでありましたが、もういちど、人間として真に生き直ってみたいのでござる。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
つまり一遍の
武辺
(
ぶへん
)
では無いと見て取つたとでも云はうかな。はははは……(しまつた今度はわしが笑つた)でも本性が女だからな、云はばまあ、その方が当り前の事だ。
秋の夜がたり
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
此人丈は軍刀を弔つて来て、見物する間も
環
(
くわん
)
丈
(
だけ
)
脱
(
はづ
)
して、傍に引き附けてをられる。これがひどく荒川の気に入つた。荒川は甲越の戦争の頃の
武辺
(
ぶへん
)
話を聞いたことがある。
金貨
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
軍学の
蘊蓄
(
うんちく
)
は当代屈指のひとりと数えられ、戦うや果断、守るや
森厳
(
しんげん
)
、度量は
江海
(
こうかい
)
のごとく、その用兵の神謀は、孔明、楠の再来とまで高く評価している
武辺
(
ぶへん
)
でもある。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「最後まで、
武辺
(
ぶへん
)
の心がけ、しおらし」
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
武
常用漢字
小5
部首:⽌
8画
辺
常用漢字
小4
部首:⾡
5画
“武辺”で始まる語句
武辺者
武辺話
武辺修行