此処こちら)” の例文
旧字:此處
蟠「そうか、此処こちらへ通せ、おゝ婆アか、久しぶりだな、何時いつも達者で結構々々、うだ近頃は金儲かねもうけでも有るかな」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
彼方あっちにもある此処こちらにもあると言ったチャチなインチキな絵じゃ無い、第一番に三十号の風景、これはラインの夏景色で、思い出の深い絵だが、思い切って出して了う。
「あなたはずつと此処こちらで、おつれあひとは別々にお暮しなさるおつもり?」
助「御免なさいまし、/\、/\、此処こちら髪結床かみゆいどこかね」