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欝蒼
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うつさう
ふりがな文庫
“
欝蒼
(
うつさう
)” の例文
かうして歩いてゐる事も、
気紛
(
きまぐ
)
れのやうな気がしたが、何しろ、四囲は
稀
(
まれ
)
な巨木の常緑濶葉樹が
欝蒼
(
うつさう
)
として繁つてゐる。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
沿道は巨大なシヒノキや、オブリカスト、ナギや、カッチヤ松の森で、常緑
濶葉樹林
(
くわつえふじゆりん
)
が、枝を組み、葉を
唇
(
くち
)
づけあつて、朝の太陽を
欝蒼
(
うつさう
)
とふさいでゐた。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
「えゝ、ダラットから四キロ、林野局の駐在所があつて、
欝蒼
(
うつさう
)
とした森のなかを初めて歩いたわね」
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
欝
部首:⽊
25画
蒼
漢検準1級
部首:⾋
13画
“欝”で始まる語句
欝
欝陶
欝々
欝金
欝憤
欝勃
欝積
欝然
欝屈
欝葱