欝蒼うつさう)” の例文
かうして歩いてゐる事も、気紛きまぐれのやうな気がしたが、何しろ、四囲はまれな巨木の常緑濶葉樹が欝蒼うつさうとして繁つてゐる。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
沿道は巨大なシヒノキや、オブリカスト、ナギや、カッチヤ松の森で、常緑濶葉樹林くわつえふじゆりんが、枝を組み、葉をくちづけあつて、朝の太陽を欝蒼うつさうとふさいでゐた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
「えゝ、ダラットから四キロ、林野局の駐在所があつて、欝蒼うつさうとした森のなかを初めて歩いたわね」
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)