檣柱マスト)” の例文
キャプテン深谷氏のヨット、白鮫号は、まだ檣柱マスト帆布セイルも取りつけたままで、船小屋の横の黒い岩の上に横たえてあった。
死の快走船 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
あかと白の派手なだんだら縞を染め出した大檣帆メンスルの裾は長い檣柱マストの後側から飛び出したトラベラーを滑って、恰度カーテンを拡げたように展ぜられ
死の快走船 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
最新式のマルコニー・スループ型で、全長約二十フィート檣柱マスト船体ハルも全部白塗りのスマートな三人乗りだ。
死の快走船 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)