“機首”の読み方と例文
読み方割合
きしゅ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飛行機は、煙のあがるのをまっていたらしく、このとき機首きしゅをめぐらして、ずんずんもときた方にかえっていった。
人造人間エフ氏 (新字新仮名) / 海野十三(著)
なるほど、ヤヨイ号は、かたい雪の斜面しゃめんに、ななめにかしいだまま、腹ばいになっているのであった。左のつばさが、根もとから、もぎとられている。機首きしゅは雪の中につっこんでいた。
氷河期の怪人 (新字新仮名) / 海野十三(著)