“横流”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうりゅう50.0%
よこながれ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それらの血の流れの方向が全く滅茶苦茶めちゃくちゃであって、例えば右肩の傷口からのものは、左肩に向って横流おうりゅうし、左腕の傷口からのものは手首に向って下流し
悪霊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
空の星も晃々きらきらとして、二人の顔も冴々さえざえと、古橋を渡りかけて、何心なく、薬研やげんの底のような、この横流よこながれの細滝に続く谷川の方を見ると、岸から映るのではなく、川瀬に提灯が一つ映った。
怨霊借用 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)