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槁
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か
ふりがな文庫
“
槁
(
か
)” の例文
かるが故に、道義的人生に相渉るべき適当の快楽なくしては、道義自身も
槁
(
か
)
れ、人生自身も味なきに至らん事必せり。
明治文学管見:(日本文学史骨)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
居たるを忘れし人の
可疎
(
うとまし
)
き声に見返れば、はや
背後
(
うしろ
)
に坐れる満枝の、常は人を見るに必ず
笑
(
ゑみ
)
を帯びざる無き目の
秋波
(
しほ
)
も
乾
(
かわ
)
き、顔色などは
殊
(
こと
)
に
槁
(
か
)
れて、などかくは浅ましきと、
心陰
(
こころひそか
)
に怪む貫一。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
銃鳴り剣閃めき、戦血地を染め、
腥風
(
せいふう
)
草樹を
槁
(
か
)
らすの時に、戦争の現状を見る、
然
(
しか
)
れども肉眼の達せざるところ、常識の及ばざるところに、閃々たる剣火は絶ゆる時なきなり。
最後の勝利者は誰ぞ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
槁
漢検1級
部首:⽊
14画
“槁”を含む語句
枯槁
槁根津日子
悴槁
槁木
槁枯
槁田藤三郎
痩槁