“業縁”の読み方と例文
読み方割合
ごうえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのはからいの業縁ごうえんが尽きましたときに、そのはからいというものがやみまして、そのときに私は耳鳴りというものから救われた。
生活と一枚の宗教 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
今生の業縁ごうえんとなってむくわれぬというためしはございませぬ……十善の戒行かいぎょうしゅした報いが、今生において天子の位に登ると平家物語から教えられました
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
しかれども一人にてもころすべき業縁ごうえんなきによりて害せざるなり。わがこゝろのよくてころさぬにはあらず。
語られざる哲学 (新字新仮名) / 三木清(著)