“ごうえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
業縁71.4%
業炎14.3%
轟煙14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今生の業縁ごうえんとなってむくわれぬというためしはございませぬ……十善の戒行かいぎょうしゅした報いが、今生において天子の位に登ると平家物語から教えられました
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
かくまでも刃にからんでトロトロとゆらめき昇る業炎ごうえん……燭台の灯が微かになびくと、大膳亮は、大熱を病む人のごとくにうなされるのだった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
つなぎ烽火というのは、一里き二里距きに備えてあるのろし筒が、次々と轟煙ごうえんを移して甲府の本城へと
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)