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楫主
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かんどり
ふりがな文庫
“
楫主
(
かんどり
)” の例文
船は、無論、
暗澹
(
あんたん
)
たる中をグルグル廻っているのである。
水夫
(
かこ
)
、
楫主
(
かんどり
)
、船幽霊のような声をあげて、ワーッと八方の闇にうろたえている。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
船頭
絞
(
しぼ
)
りの
水襦袢
(
みずじゅばん
)
をつけて帆役や荷方、
水夫
(
かこ
)
や
楫主
(
かんどり
)
が、
夜凪
(
よなぎ
)
をのぞんでめいめいの部署に小気味よくクルクルと活躍しだす一方には、手形を持って便乗する
商人
(
あきゅうど
)
だの、
寺証
(
てらしょう
)
をたよりに乗る四国
詣
(
まい
)
り
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
楫
漢検1級
部首:⽊
13画
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
“楫”で始まる語句
楫
楫棒
楫取
楫子
楫取魚彦
楫枕
楫柄
楫屋
楫棹
楫音