“楢夫(ならお)” の例文
楢夫(ならお)は夕方、裏の大きな栗(くり)の木の下に行きました。その幹の、丁度楢夫の目位高い所に、白いきのこが三つできていました。
さるのこしかけ (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
達二(たつじ)はすっかり太い白いたすきを掛(か)けてしまって、地面(じめん)をどんどん踏(ふ)みました。楢夫(ならお)さんが空に向(むか)って叫んだのでした。
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
踊ったぞ、踊ったぞ。町のまっ赤(か)な門火(かどび)の中で、刀をぎらぎらやらかしたんだ。楢夫(ならお)さんと一緒になった時などは、刀がほんとうにカチカチぶっつかったぐらいだ。
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)