“ならお”の漢字の書き方と例文
語句割合
楢夫100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
楢夫ならおは夕方、裏の大きなくりの木の下に行きました。その幹の、丁度楢夫の目位高い所に、白いきのこが三つできていました。
さるのこしかけ (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
達二たつじはすっかり太い白いたすきをけてしまって、地面じめんをどんどんみました。楢夫ならおさんが空にむかって叫んだのでした。
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
踊ったぞ、踊ったぞ。町のまっ門火かどびの中で、刀をぎらぎらやらかしたんだ。楢夫ならおさんと一緒になった時などは、刀がほんとうにカチカチぶっつかったぐらいだ。
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)