“楊椒山”の読み方と例文
読み方割合
ようしょうざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松筠庵（しょういんあん）。楊椒山（ようしょうざん）の故宅なり。故宅と言えば風流なれど、今は郵便局の横町にある上、入口に君子自重の小便壺あるは没風流も亦甚し。瓦を敷き、岩を積みたる庭の前に諌草亭（かんそうてい）あり。
北京日記抄 (新字新仮名) ／ 芥川竜之介(著)
文天祥祠も、楊椒山（ようしょうざん）の故宅も、白雲観も、永楽大鐘も、（この大鐘は半ば土中に埋まり、事実上の共同便所に用いられつつあり。）悉（ことごとく）中野君の案内を待って一見するを得しものなり。
北京日記抄 (新字新仮名) ／ 芥川竜之介(著)