棒片ぼうきれ)” の例文
白い煙をげて浴衣はめらめらと燃えて行ったが、燃えのこりの部分のくすぶっているのを、さらに棒片ぼうきれきたてていた。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
こう言いさして、棒片ぼうきれでしきりに地面を突ついている与吉は、お藤にうながされてあとをつづけた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)