“梁父(梁父吟)”の解説
梁父吟(りょうほぎん)とは、泰山の麓にある梁父という名の丘にまつわる故事を詠ったもので、梁甫とも書かれる。泰山では山頂に土を盛り、高い場所をさらに高くして、天に届け、という儀式を行って天を祭るところであり、梁父では丘の土をはらい、地を祭って丘の下の霊と交わる儀式を行うところである。梁父はいわゆる古墳であり、昔、そこに霊が埋葬されたと伝えられて、始皇帝も泰山と梁父で封禅の儀式を行った。孔子の弟子の曾子が、泰山の麓で耕していた時に、雨や雪のために帰れなくなり、父母をしのんで、琴曲として作った、という伝説がある。諸葛亮が好んで詠ったため、諸葛亮の作とする説もある。しかし、実際には古代の挽歌であると思われる。
;歩みて斉城の門を出ず
;遥かに望む蕩陰の里
;里中に三墳有り
;累々として正に相い似たり
;問う是れ誰が家の墓ぞ
(出典:Wikipedia)
;歩みて斉城の門を出ず
;遥かに望む蕩陰の里
;里中に三墳有り
;累々として正に相い似たり
;問う是れ誰が家の墓ぞ
(出典:Wikipedia)