“りょうほ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
梁父50.0%
稜堡50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、日が暮れると、若い孔明は、梁父りょうほの歌を微吟びぎんしながら、わが家の灯を見ながら山をおりて行く——。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
隆中に草廬そうろをむすび、時に耕し、時に書をひらき、好んで梁父りょうほの詩をよく吟じます。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
老翁はそれを仰ぐと、きょうをもよおしたらしく、声を発して、梁父りょうほの詩を吟じた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
町の入口には、いにしえ稜堡りょうほの跡の遊歩場に、アカシアの木立が植えられるのを昔彼は見たのだが、それがすっかりあたりを占領して、古い樹々きぎを窒息さしていた。