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桃割
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もヽわれ
ふりがな文庫
“
桃割
(
もヽわれ
)” の例文
お濱さんは
裏口
(
うらぐち
)
から廻つて、貢さんの
居間
(
ゐま
)
の
縁
(
えん
)
に腰を掛けて居た。眉の
上
(
うへ
)
で前髪を一文字に
揃
(
そろ
)
へて切下げた、
雀鬢
(
すゞめびん
)
の
桃割
(
もヽわれ
)
に結つて、
糸房
(
いとぶさ
)
の附いた大きい
簪
(
かんざし
)
を挿して居る。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
この様を場内の
旅客
(
りよかく
)
が珍らしさうに立つて見て居る中に、
桃割
(
もヽわれ
)
に結つて
花車
(
きやしや
)
ななよ/\とした
身体
(
からだ
)
を
伴
(
つ
)
れの二十四五の
質素
(
しそ
)
な風をした束髪の女の
身体
(
からだ
)
にもたれるやうにして
御門主
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
桃
常用漢字
中学
部首:⽊
10画
割
常用漢字
小6
部首:⼑
12画
“桃割”で始まる語句
桃割髪