栗然りつぜん)” の例文
そして自分の将来、何の光も無く、色も無く、香も無い、ただ真黒な冷い闇のみの世界を望みては、愴然そうぜん栗然りつぜんとしてこらえきれぬ思いをしたことであったろう。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)