柴薪たきぎ)” の例文
その驢馬ろばくらを置き、愛するひとりごイサクを乗せ、神のおのれに示したまへる山のふもとにいたり、イサクを驢馬よりおろし、すなはち燔祭の柴薪たきぎをイサクに背負はせ、われはその手に火と刀をりて
(新字新仮名) / 太宰治(著)
火と柴薪たきぎは有り、されど、いけにへの小羊は何処いずこにあるや。
(新字新仮名) / 太宰治(著)