“柴折門”の読み方と例文
読み方割合
しおりもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一同は早速水茶屋の床几をはなれ、ここにもおい茂る老樹のかげに風流な柴垣を結廻ゆいめぐらした菜飯茶屋の柴折門しおりもんをくぐった。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
間もなく、お正客の秀吉たちは、亭主の信長と宗易に見送られて、茶庭の柴折門しおりもんから退さがった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すこし後から斎藤利三としみつがそこの柴折門しおりもんから出て行ったとき、もう息子も友松もいなかった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)