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果心居士
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かしんこじ
ふりがな文庫
“
果心居士
(
かしんこじ
)” の例文
いながらにして百里の先をも見とおす
果心居士
(
かしんこじ
)
の遠知の
術
(
じゅつ
)
、となりの
部屋
(
へや
)
に寝ている
竹童
(
ちくどう
)
のはらを読むぐらいなことはなんでもない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ひとりは
心外道人
(
しんがいどうじん
)
ゆずり、
果心居士
(
かしんこじ
)
の流れをくむ幻術、それに対して犬丸のほうは、悪鬼ラセツがつかうという
天竺
(
てんじく
)
(今のインド)流の妖術。
幻術天魔太郎
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
果心居士
(
かしんこじ
)
は、なにも聞かないうちに、すべてのことを知っていた。
八幡船
(
ばはんせん
)
に
伊那丸
(
いなまる
)
をうばわれたことも、
巽小文治
(
たつみこぶんじ
)
の身の上も。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「それは教えもしよう、が、修業はなかなかむずかしい。私の体得した術というのは、そのむかし、
果心居士
(
かしんこじ
)
という道人が、
大明国
(
だいみんこく
)
にわたって、神仙から習得したといわれている、幻術の一種じゃ。私はそれから三代め」
幻術天魔太郎
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ふたりはこれから、
比叡山
(
ひえいざん
)
をこえ、
八瀬
(
やせ
)
から
鞍馬
(
くらま
)
をさして、
峰
(
みね
)
づたいにいそぐのらしい。いうまでもなく
果心居士
(
かしんこじ
)
のすまいをたずねるためだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“果心居士”の解説
果心居士(かしんこじ、生没年不詳)は、室町時代末期に登場した幻術師。七宝行者とも呼ばれる。織田信長、豊臣秀吉、明智光秀、松永久秀らの前で幻術を披露したと記録されているが、実在を疑問視する向きもある。
(出典:Wikipedia)
果
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
士
常用漢字
小5
部首:⼠
3画
“果心居士”で始まる語句
果心居士之