“東寔”の読み方と例文
読み方割合
とうしょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
待ちかねていた——二人してしょくを望むように待っていた東寔とうしょく愚堂和尚が、ふらりと、旅よごれのまま、八帖寺へ見えたのである。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いろいろ首をひねった揚句、ありあわせの禅林諸家の名や、仏家人名辞書までひっぱり出してみたが「東寔とうしょく」という僧名はいっこう見あたらない。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いったい東寔とうしょくとはどこのいつ時代の僧か、また、前法山とは何の意味か、ひとつ君の該博を以て調べてくれないかと依頼しておいたが、なかなか返辞が来なかった。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)