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杜氏
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とうじ
ふりがな文庫
“
杜氏
(
とうじ
)” の例文
醸造場では、従兄の
仁助
(
にすけ
)
が
杜氏
(
とうじ
)
だった。小さい弟の子守りをしながら留守居をしていた祖母は、恥しがる京一をつれて行って
まかないの棒
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
長男の隼太も任地の高松で嫁を貰っているし、長女のミチは醤油会社の
杜氏
(
とうじ
)
をしている男に嫁入り、広島で世帯を持っていた。
暦
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
杜氏
(
とうじ
)
屋敷の藤六の家へもどってから、程なく、二人は寝どこへはいったが、さて二人とも、なかなか眠れない。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
此喜太郎いぜんは
貴重
(
きちよう
)
の御菓子を
調進
(
てうしん
)
する家の菓子
杜氏
(
とうじ
)
なるよし。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「
杜氏
(
とうじ
)
の寝る部屋にでも泊らせられるのか。寒いだろうな」
狂い凧
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
▼ もっと見る
「木曾の奈良井から、この土地の
酒醸
(
さけづく
)
りの
杜氏
(
とうじ
)
へお嫁に来ている、おあんさんという人の家を知りませんか」
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
腕にかゝった醤油を前掛でこすり/\事務所へ行くと、
杜氏
(
とうじ
)
が、都合で主人から暇が出た、——突然、そういうことを彼に告げた。何か仔細がありそうだった。
豚群
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
此喜太郎いぜんは
貴重
(
きちよう
)
の御菓子を
調進
(
てうしん
)
する家の菓子
杜氏
(
とうじ
)
なるよし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
彼は与助には気づかぬ振りをして、すぐ屋敷へ帰って、
杜氏
(
とうじ
)
(職工長の如き役目の者)を呼んだ。
砂糖泥棒
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
同じ
杜氏
(
とうじ
)
長屋の一軒で寝かして貰いましたわけで。
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“杜氏”の解説
杜氏(とうじ、とじ)とは、日本酒の醸造工程を行う職人、およびその集団や統率者を指す。
(出典:Wikipedia)
杜
漢検準1級
部首:⽊
7画
氏
常用漢字
小4
部首:⽒
4画
“杜氏”で始まる語句
杜氏通典