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杖槍
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つえやり
ふりがな文庫
“
杖槍
(
つえやり
)” の例文
その時、ブーンと風をきって
曳火弾
(
えいかだん
)
のように米友の手のうちから飛び出したのは、それは例の宇治山田以来身辺を離さぬところの
杖槍
(
つえやり
)
でありました。
大菩薩峠:35 胆吹の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
その証拠には、例の唯一の武器たる
杖槍
(
つえやり
)
も、ちゃんと肩にかついでいるし、携帯の荷物も、懐中に入れた精製の
熊胆
(
くまのい
)
も、決して取落してはいないのです。
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
箱惣
(
はこそう
)
の家にいる時分に、ひまにまかせて米友は自分で工夫して、自分が名をつけた
杖槍
(
つえやり
)
。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
そこで、米友は、例の
杖槍
(
つえやり
)
と、荷物に手を触れてみたが、これには異状がありません。
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
例の
杖槍
(
つえやり
)
を壁の一方に立てかけて、がっそう頭に、めくら
縞
(
じま
)
の
袷
(
あわせ
)
一枚で、あぐらをかき、その指をあごの下にあてがって、とぐろを巻いたような形で、眼をクルクルと廻しながら
大菩薩峠:26 めいろの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
杖
漢検準1級
部首:⽊
7画
槍
漢検準1級
部首:⽊
14画
“杖”で始まる語句
杖
杖柱
杖頭
杖代
杖形
杖術
杖殺
杖部
杖戟
杖払