“杖形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すてつきがた50.0%
ステッキがた50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
杖形（すてつきがた）の洋傘（かさ）を突いた信吾の姿が、吾兄ながら立派に見える、高が田舎の開業医づれの妻となつた彼（あ）の女（ひと）が、今度この兄に逢つたなら、甚麽（どんな）気がするだらうなどと考へてゐた。
鳥影 (新字旧仮名) ／ 石川啄木(著)
杖形（ステッキがた）の洋傘を突いた信吾の姿が、吾兄ながら立派に見える、高が田舍の開業醫づれの妻となつた彼の女が、今度この兄に逢つたなら、甚麽（どんな）氣がするだらうなどと考へた。
鳥影 (旧字旧仮名) ／ 石川啄木(著)