“杖柱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つえはしら83.3%
つゑはしら16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
童貞聖麻利耶様ビルゼンサンタマリヤさま、私が天にも地にも、杖柱つえはしらと頼んで居りますのは、当年八歳の孫の茂作と、ここにつれて参りました姉のお栄ばかりでございます。
黒衣聖母 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
杖柱つえはしらとも頼みたる父上兄上には別れ、あによめは子供を残して実家に帰れるなどの事情によりて、容易に授業を始むべくもあらず、一家再び倒産のあわれを告げければ
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
「この方は、今の私には杖柱つゑはしらのやうな方です。お前が此處に居ることを突止めて下すつたのも、嫁のお關が手討になつたと見極めて下すつたのも、皆んなこの平次殿——」