本疱瘡ほんほうそう)” の例文
彼は其所そこ疱瘡ほうそうをした。大きくなって聞くと、種痘が元で、本疱瘡ほんほうそうを誘い出したのだとかいう話であった。彼は暗い櫺子のうちでころげ廻った。惣身そうしんの肉を所嫌わずむしって泣き叫んだ。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)