木香もっこう)” の例文
庭の後に木香もっこうの木の棚があった。それは元から西隣の家との境にあった。嬰寧はいつもその棚の上にじ登って、薔薇ばらの花のようなその花を摘んで頭髪にさした。
嬰寧 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)