木葉きのは)” の例文
ヒヤリヒヤリと頬に触れる木葉きのはの間を潜り抜けながら奥の方へ引張り込んでいった。
冥土行進曲 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
御堂おどうは申すまでもありません、下の仮庵室かりあんじつなども至極しごくそのすずしいので、ほんの草葺くさぶきでありますが、と御帰りがけにお立寄たちより、御休息なさいまし。木葉きのはくすべて渋茶しぶちゃでも献じましょう。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)