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朝餐
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ちょうさん
ふりがな文庫
“
朝餐
(
ちょうさん
)” の例文
簡単な御朝食はしるしだけお取りになるが、帝王の御
朝餐
(
ちょうさん
)
として用意される
大床子
(
だいしょうじ
)
のお料理などは召し上がらないものになっていた。
源氏物語:01 桐壺
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
若々しい二つの身体の清新な愛は、四月の朝である。それは露のように過ぎてゆく。心の若さは、太陽の
朝餐
(
ちょうさん
)
である。
ジャン・クリストフ:05 第三巻 青年
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
そして今朝の思いつきもなんのことはない、ロシアの貴族のように(午後二時頃の
朝餐
(
ちょうさん
)
)が生活の習慣になっていたということのいい証拠ではないか。——
冬の日
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
一本のマングローブの下で、果ものを主食の
朝餐
(
ちょうさん
)
が進行した。レモンの汁をかけたパパイヤの果肉は、乳の香がやや
酸㾱
(
さんぱい
)
した
孩児
(
あかご
)
の
頬
(
ほお
)
に触れるような、
輭
(
やわら
)
かさと
匂
(
にお
)
いがあった。
河明り
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
やがて
朝餐
(
ちょうさん
)
は終った。
大使館の始末機関:――金博士シリーズ・7――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
みずから
指図
(
さしず
)
をしながら宮へ
朝餐
(
ちょうさん
)
を差し上げたりさせるのを御覧になって、恋人を失ったあとのこの人の生活を気の毒にもお思いになり、趣のあることとも御覧になった。
源氏物語:49 総角
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
“朝餐”の意味
《名詞》
朝の食事。朝飯。朝餉。
(出典:Wiktionary)
朝
常用漢字
小2
部首:⽉
12画
餐
漢検準1級
部首:⾷
16画
“朝餐”で始まる語句
朝餐後